第27回日本咳嗽学会学術大会を、2025年10月18日および19日に開催する運びとなりました。本大会の開催に際し、多大なるご支援を賜りました皆様に心より御礼申し上げます。
現在、日本国内において2か月以上慢性咳嗽に苦しむ患者は推定200万人にのぼり、咳嗽は患者が医療機関を受診するきっかけとなる頻度の高い症状の一つです。その原因は多岐にわたり、呼吸器内科、消化器内科、循環器内科、耳鼻咽喉科、小児科、リハビリテーション科といった多岐にわたる診療科、さらには薬学や生理学をはじめとする基礎医学の研究者が一丸となり、基本病態の解明や診断・治療戦略の策定に取り組む必要があります。本学会は、咳嗽診療のエキスパートが一堂に会し、最新の知見を共有するとともに直接議論を交わすことができる、極めて専門性の高い貴重な場であると考えております。
本年は、「咳嗽・喀痰の診療ガイドライン2024」および「小児の咳嗽診療ガイドライン2025」が刊行され、咳嗽診療が最新の知見に基づき更新されました。これまで明らかにされてきた病態の再評価を行うとともに、治療抵抗性慢性咳嗽(RCC)、原因不明慢性咳嗽(UCC)、咳過敏症症候群(CHS)といった比較的新しい概念、さらにP2X3受容体拮抗薬を含む新規治療法についても詳細に記載されています。我々はこれらの知見を基に、咳嗽学の理解をさらに深め、さらに咳嗽診療のエキスパートが集まる本学会で最新の病態、検査、治療法を学ぶ必要性を認識しております。
このような背景を踏まえ、本大会のテーマを「咳嗽診療の進化と深化」といたしました。本テーマのもと、より多くの皆様の関心を惹き、実り多い学術大会となるよう努めてまいります。会員の皆様におかれましては、何卒ご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
2025年1月
会長 鈴木 猛司
千葉大学大学院医学研究院 耳鼻咽喉科・頭頸部腫瘍学
学会名 | 第27回日本咳嗽学会学術大会 |
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テーマ | 咳嗽診療の進化と深化 |
会期 | 2025年10月18日(土曜日)・19日(日曜日) |
会場 | 千葉大学医学部附属病院 外来診療棟3F ガーネットホール 〒260-8677 千葉県千葉市中央区亥鼻1-8-1 |
会長 | 鈴木 猛司(千葉大学大学院医学研究院 耳鼻咽喉科・頭頸部腫瘍学) |
千葉大学大学院医学研究院 耳鼻咽喉科・頭頸部腫瘍学
〒260-8677 千葉県千葉市中央区亥鼻1-8-1
〈事務局長〉 新井 智之
株式会社コンベンションフィールド
〒101-0032 東京都千代田区岩本町1-3-2 日伸ビル5階
TEL:03-6381-1957 FAX:03-6381-1958
E-mail: cough27@conf.co.jp
準備中
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千葉大学医学部附属病院
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